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大相撲春場所の番付発表 38年ぶりの「横綱大関」、徳勝龍は前頭2枚目に昇進

2020 2/24 10:00SPAIA編集部
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幕尻優勝でジャンプアップ

日本相撲協会は2月24日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。先場所14勝1敗で20年ぶりの幕尻優勝を果たした徳勝龍は、西前頭17枚目から西前頭2枚目にジャンプアップ。奈良県出身で近大OBだけに、春場所は地元・関西で真価が問われる場所になる。

白鵬、鶴竜の両横綱は変わらないが、先場所後に豪栄道が引退し、大関が貴景勝1人となったため、西横綱の鶴竜が「横綱大関」となった。大関、関脇、小結の三役は必ず東西に2人以上いなければならないと定められているため、1人大関の場合は横綱が大関を兼ねるのだ。

「横綱大関」は1982年初場所で北の湖が務めて以来、実に38年ぶり。春場所では関脇・朝乃山の大関獲りがかかっているが、昇進できなければ夏場所も横綱大関が継続されることになる。

その朝乃山は昨年九州場所で11勝、先場所で10勝を挙げており、3場所合計33勝が目安とされる大関昇進を果たすためには、12勝が必要となりそうだ。

元大関・照ノ富士も幕内復帰目前

先場所13勝2敗で最後まで優勝を争った正代は、西前頭4枚目から西関脇に、両横綱を破るなど9勝を挙げて殊勲賞に輝いた遠藤は、東前頭筆頭から西小結となった。大関から陥落し、先場所も6勝9敗と負け越した高安は西前頭筆頭に下がった。

また、先場所13勝2敗で十両優勝を飾った元大関・照ノ富士は西十両13枚目から東十両3枚目に浮上。春場所の成績次第では夏場所での幕内復帰もありそうだ。

大相撲春場所番付