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ドジャース・大谷翔平、打球速度191キロ&飛距離137mの衝撃弾!今季MLB最速どころか計測開始以降の球団史上最速も更新

2024 4/24 13:00SPAIA編集部
大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

まさに“打った瞬間”の一撃

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地時間23日(日本時間24日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。9回の第5打席に今季第6号の本塁打を放った。

前の試合で松井秀喜氏が持つMLB日本人記録を塗り替える通算176本目のアーチを描いた大谷。“ゴジラ超え”の重圧から解き放たれて迎えたこの日の試合は4打席目まで快音なしも、最後の最後で魅せた。

3-1と3点リードで迎えた9回表。先頭で打席に向かうと、この回から登板したマット・バーンズの2球目、甘く入ったスプリットをフルスイング。乾いた音とともに放たれた打球は、あっという間にライトスタンドへと突き刺さった。

まさに“打った瞬間”の確信弾。打たれた投手も苦笑いで打球から目を切るほどの衝撃。2試合連発となる今季7号、MLB通算177本目の本塁打となった。

打球速度は驚愕の「191キロ」

『Statcast』のデータによると、打球速度は118.7マイル(約191キロ)、飛距離は450フィート(約137.1m)という会心の一撃。今季の最速弾が前日に放った第5号の110マイル(177キロ)だから、それを10キロ以上も上回ったことになる。

ちなみに、今季のMLBで見ても、これまでの打球速度最速はジアンカルロ・スタントン(ヤンキース)とフェルナンド・タティス(パドレス)が記録した「116.7マイル(187.8キロ)」。MLB全体で見ても今季最速の一撃であり、MLB公式サイトによれば2015年の『Statcast』計測開始以降、ドジャースの選手が放った本塁打の中で最も打球速度の速い本塁打になるという。

この日は5打数1安打で数字は下がったものの、依然として打率.364はMLB全体のトップ。このほか長打率(.677)とOPS(1.107)もNo.1の成績となっており、いよいよ手が付けられない状態になってきた。

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