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【ユニコーンS】超伏兵が窮地を救う?ハイブリッド式消去法が導き出した2頭が絡めば“借金返済”!?

2021 6/16 06:00八木遊
過去10年のユニコーンS『前走から距離短縮』かつ『前走4番人気以下』の成績ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

5つのデータから絞れた馬は?

先週予想したのは『エプソムC』。本命ファルコニアが3着に入り、1着ザダルと2着サトノフラッグにも印を回していた。しかし、買っていたのはファルコニアとアルジャンナを1着固定にした3連単のみ。これで今年の回収率は30%割れ目前となった。今週の『ユニコーンS』を的中させて、この窮地を脱したい。

3歳世代にとって中央では最初のダート重賞になるユニコーンS。過去10年の勝ち馬は全て3番人気以内と比較的平穏なレースである。今週も過去10年のデータから複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していくが、窮地を救ってくれる穴馬を見つけることはできるだろうか。14日時点で除外対象の3頭を除く16頭を対象に進めていきたい。

『前走から距離短縮』×『前走4番人気以下』★0.0%★

最初に取り上げるのは前走からの距離変動別データ。前走から距離短縮組は、【5-4-4-40】(複勝率24.5%)で、延長組や同距離組よりも高い複勝率を誇る。ただし、前走で人気薄だった馬は苦戦している(前走海外組は除く)。前走1~3番人気は【5-4-3-16】(同42.9%)と非常に優秀。一方、4番人気以下は【0-0-0-22】(同0.0%)で、馬券圏内に好走した馬は1頭もいなかった。

今年この条件に当てはまったのは、サヴァとヴィゴーレの2頭。後者はキャリア10戦目で初ダートを迎えるが、血統的にも砂で走るイメージは湧かない。

【今年の該当馬】
・サヴァ
・ヴィゴーレ

『サンデーサイレンス系』×『前走脚質が中団/後方/マクリ』★5.0%★

2つ目の消去データは血統を取り上げたい。注目したのは父がサンデーサイレンス(SS)系の馬だ。過去10年でこの系統は【5-4-3-32】(複勝率27.3%)なので、このレースとの相性はいい。ただし、前走の脚質によっては好走のチャンスが激減する。それが前走中団/後方/マクリだったとき。これに当てはまった馬は【0-0-1-19】(同5.0%)で11年ボレアスの2番人気3着があるだけだ。

今年この条件に当てはまったのは、消去済みのヴィゴーレに加え、ブラックアーメットとラペルーズの計3頭。ペルーサ産駒のラペルーズは上位人気が見込まれるが、出遅れて11着に敗れた前走からの巻き返しは厳しいとみる。

【今年の該当馬】
・ブラックアーメット
・ラペルーズ
・(ヴィゴーレ)

『前走から距離延長』×『キャリア5戦以下』★0.0%★

3つ目の消去データでは前走から距離延長組を対象としたい。過去10年の延長組成績は【1-2-2-39】(複勝率11.4%)と苦戦している。中でもキャリア5戦以下で出走していた11頭は全て4着以下に消えていた。

今年は2頭がこのデータに当てはまった。前走1400mで3戦2勝のサンライズウルス、同じく前走1400mで4戦2勝のローウェルは消去対象となった。

【今年の該当馬】
・サンライズウルス
・ローウェル

『関東馬』×『前走上がり4位以下』★6.9%★

続いては所属厩舎別の成績から、関東馬を取り上げる。過去10年で【4-4-5-57】(複勝率18.6%)と及第点の関東馬。ユニコーンSで好走するカギは、前走の上がりが3位以内だったかどうか。3位以内は【4-2-4-26】(同27.8%)で複勝率はグンとアップする。一方、前走上がり4位以下は、【0-2-0-27】(同6.9%)で、ユニコーンSでの凡走が目立つ。

4つ目の消去条件に当てはまったのは3頭。消去済みのラペルーズに加え、ゲンパチフォルツァとプロバーティオの2頭が消去リストに加わった。

【今年の該当馬】
・ゲンパチフォルツァ
・プロバーティオ
・(ラペルーズ)

『前走から中6週以上』×『今回4~6枠』★0.0%★

最後の消去データは、前走からの間隔と今回の枠順を組み合わせたもの。前走から中6週以上とやや間隔を空けてここに臨む馬は1~3枠の内目、もしくは7~8枠の外目が望ましい。真ん中の4~6枠に収まった場合は、【0-0-0-17】(複勝率0.0%)で、過去10年で一度も好走例がなかった。

現時点で残っている8頭のうち、前走から中6週以上間隔を空けて臨むのは以下の6頭。もし4~6枠に入った場合はバッサリと消去したい。

【今年の該当候補】
・イグナイター
・カレンロマチェンコ
・ケイアイロベージ
・スマッシャー
・ピンクカメハメハ
・ルーチェドーロ

枠順次第で最大8頭が消去を免れることになる。枠順にかかわらず確実に残るのはクリーンスレイトとティアップリオンの2頭だけ。

2連勝中のクリーンスレイトは、前走東京マイルで行われた1勝クラスの自己条件戦で強烈な決め手を披露。その末脚は今回のメンバー相手でも十分通用するとみる。

ティアップリオンは、前走の青竜Sでゲンパチフォルツァから0秒5差の4着。ただし、メンバー最速の上がり時計をマークしており、展開が嵌れば一発があってもおかしくない。馬券は、伏兵2頭から5つ目のデータで消去を免れた馬に流す予定だ。2頭そろって馬券圏内なら一気に今年のマイナスを帳消しにしてくれるだろう。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、恥を覚悟でTwitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中(6月13日時点の回収率は30.1%)。

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