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【AI予想回顧】新潟大賞典は×◎△で3連複的中 NHKマイルCと京都新聞杯の予想結果は?

2021 5/10 17:00SPAIA編集部
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20年ぶりに外国産馬が勝利

先週末は3歳マイル王決定戦NHKマイルC(GⅠ・芝1600m)に加えて、日本ダービーへの最終切符をかけた京都新聞杯(GⅡ・芝2200m)、波乱の傾向が強いハンデ戦の新潟大賞典(GⅢ・芝2000m)が行われた。これらのレースを予想したAI予想エンジンKAIBAは的中させることができたのか、振り返っていく。

NHKマイルCでAIが本命に推奨したのは、グレナディアガーズ。過去10年で前年の朝日杯FS優勝馬が同レースに出走したのは3回だが、2勝、2着1回と連対率100%というデータの後押しがあった。

スタートで人気の一角だったバスラットレオンがまさかの落馬、波乱の幕開けとなった。注目されたハナ争いはランドオブリバティが出て行ったところをピクシーナイトが交わしていく形となり、前半800mの通過が45.3というハイペース。グレナディアガーズは3番手を追走し、やや行きたがる面を見せながらのレースとなった。

直線に向いてからは大外に進路をとり、早め先頭へ。差し馬に向く展開となる中で頑張ってはいたものの、3着までという結果に終わった。

そのグレナディアガーズをマークする形でレースを進め、直線で馬体を併せて交わして行ったのはソングライン。しかしそこに襲いかかったのはシュネルマイスター、ゴール前は2頭の大接戦となったが、わずかに外のシュネルマイスターが先着。外国産馬としては、20年ぶりにNHKマイルCのタイトルを獲得した。

予想はシュネルマイスターを対抗評価としていたが、ソングラインは無印。2着馬が抜けてしまった。

早めに動く作戦が裏目に

今年は中京競馬場での開催となった京都新聞杯。過去10年で前走から距離短縮馬が好走しているデータに注目。例年とは違うコースながら、距離、日本ダービーへのステップという位置付けは同じということで、今年も距離短縮組のゲヴィナーを本命に、レッドジェネシスを対抗に推奨した。

ゲヴィナーは中団の外目からレースを進めていたが、向正面で早くも岩田望騎手のムチが入り、気合をつけながら進出を開始。3角、4角ともに3番手で通過したが、直線では手応えがなくなり9着に終わった。差し馬が台頭する流れで早めに動いた作戦が裏目に出たのもあるが、デビュー2戦目での重賞挑戦は荷が重かったのかもしれない。

勝利したのは道中8番手を追走していたレッドジェネシス。直線で逃げ粘るルペルカーリアを残り100mで捉えると一気にかわし去り、重賞初制覇を飾った。2着はルペルカーリア、3着にはマカオンドールと上位人気3頭での堅い決着だった。

ゴール前は接戦

過去10年の新潟大賞典の成績では、友道厩舎、金子真人HD、ディープインパクト産駒が高回収率を残しているというデータが見られた。AIはそんな3つの項目全てに該当するポタジェを本命とした。

スタートからグングンとペースを上げてマイスタイルが逃げる形となり、縦長の隊列。ポタジェは7番手のインを追走する。長い直線では各馬が横に広がり、ゴール前では4頭による接戦。間を割って必死に追い上げたものの、勝ち馬にクビ差及ばず2着だった。

勝ったのは内を突いたサンレイポケット。今回と同じ舞台で行われた昨年の新潟記念で3着という実績があった馬。適性を生かして初の重賞タイトルを獲得した。2着ポタジェからクビ差の3着に入ったのはサトノソルタス。AIの予想は×◎△で3連複6,010円が的中した。

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