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東京五輪バスケは強豪国と同組も篠山竜青「とても幸運」

2021 2/5 11:00SPAIA編集部
篠山竜青Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

男子はスペイン、アルゼンチンと同組

東京五輪バスケットボール競技の組み合わせ抽選会が2日、スイスで行われた。

男子日本代表(FIBAランキング41位)はスペイン(同2位)、アルゼンチン(同4位)、世界最終予選から勝ち上がる1チームと同じグループC。女子日本代表(FIBAランキング10位)はアメリカ(同1位)、フランス(同5位)、ナイジェリア(同14位)と同じグループBに入った。

川崎ブレイブサンダースの篠山竜青は「オリンピックはどこと対戦しても格上ばかりになるのはわかっていたことですが、ワールドカップのアメリカに続いて、ヨーロッパの強豪スペインや南米の強豪アルゼンチンと対戦できるのは、日本にとってはとても幸運で、チャレンジしがいのある組み合わせだと感じています。まずは初戦からしっかりチャレンジできるよう準備をしていきたいです。特にアルゼンチンはラマスヘッドコーチの母国。何かご縁を感じます。いいプレーを見せて、日本の未来に繋がる大会にしたいです」と強敵相手にチャレンジャー精神を強調。

デンソーアイリスの髙田真希も「グループや対戦相手も決まり、より気合いが入りました。どこが相手でも日本のバスケットボールをやり遂げる事に変わりはありません。今は集まって合宿をする事が難しいですが、個々が置かれた状況の中でしっかりステップアップしていき、集まれた時に更に良い形となれるよう日々成長していきます。個人的には、予選でアメリカと戦える事に興奮しています」と目標が定まったことで意気込みを新たにした。

東野智弥技術委員長「なんとか1勝」

日本バスケットボール協会の東野智弥技術委員長は「女子は2大会連続の出場となり、アメリカ、フランス、ナイジェリアと同組です。厳しい組ではありますが、逆に言えば、グループを勝ち上がればリオオリンピックのときのように、準々決勝でアメリカと対戦することはなく、目標である金メダルに一歩近づけることになります。

一方の男子は11大会ぶりの出場です。男子のFIBAランキングは現在41位で、どこと対戦しても簡単に勝てる立場ではありません。ただ、自国開催のオリンピックで世界の強豪国と戦えるということ自体が、日本にとって良いことであり、嬉しいことと思わなければなりません。『なんとか1勝』。これを合言葉として、ラマスヘッドコーチや選手たちとともに戦います」と展望を明かす。

三屋裕子会長は「今後新型コロナウイルス感染症の影響がどうなるかはわかりませんが、選手たちはオリンピックが開催されることを信じて、日々努力を続けています。ドローの結果を受けて、さらにもう一段、ギアが上がることと思いますが、これからも選手たちへのご支援・ご声援をよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

東京五輪のバスケットボールは男女とも12カ国が参加し、7月25日(日)から8月8日(日)まで、さいたまスーパーアリーナで行われる予定。

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